八幡平スマートファーム、岩手県・八幡平市の農業経営改善計画認定を取得 日本初の商業運転開始した松川地熱発電所温水でIoT次世代施設園芸バジル栽培 ~八幡平市産「温泉バジル」サンリオ社「ハローキティ」パッケージ商品化決定~

【本リリースの概要】

 IoTを利用したシステム開発などを手掛ける株式会社MOVIMAS(本社:東京都新宿区、代表取締役:兒玉則浩、以下MOVIMAS)と地熱を活用した熱水ハウスを再生する岩手県・八幡平市(市長:田村正彦、以下八幡平市)のIoT農業の振興を目的とした包括連携協定締結から、農地法に定める農地所有適格法人として設立した株式会社八幡平スマートファーム(本社:岩手県八幡平市、代表取締役社長:兒玉則浩、以下八幡平スマートファーム)は八幡平市との企業立地協定締結による事業本格化にあたり、IoT技術を活用した次世代施設園芸で周年栽培される八幡平スマートファーム産「温泉バジル」販売パッケージのイメージキャラクターとして株式会社サンリオを代表するキャラクターで今年生誕45周年を迎える「ハローキティ」を起用することが決定しましたのでお知らせします。

-サンリオ社コラボレーションによる売り場展開イメージ-
-サンリオ社オリジナルパッケージデザイン-

【農業経営改善計画認定書について】

認定番号:1-元-017号 認定日:令和元年6月25日

 八幡平スマートファームが申請した農業経営改善計画は農業経営基盤強化促進法(昭和55年法律第65号)第12条第1項、農業経営基盤強化促進法施行規則(昭和55年農林水産省令34号)第14条第1項の規定により適当であると認定されました 。

【八幡平スマートファームについて】

 「温泉バジル」は岩手県・八幡平市における八幡平スマートファームで栽培される雪国栽培のバジルです。八幡平市松尾寄木の地権者が1966年の日本初の商業用地熱発電所の運転開始と、国の観光や農業振興施策をもとにした支援で「施設野菜団地」の整備を進め、1984年には熱水ハウスの手法で、岩手山の裾野に位置する十和田八幡平国立公園の麓で花卉栽培を中心に取り組み、皇族の方々も多数視察に訪れる栽培施設として発展してきました。
 現在、それらの熱水ハウスは、高齢化による離農や施設の老朽化の問題もあり、未活用になっている施設が多いことから、IoT次世代施設園芸への転換拡大を図ることで、持続かつ発展的に農業経営ができる人材を都心から地方へ呼び込み、さらには新規就農者に向けたIoT技術の習得支援の場としても機能するように構築したいと考えています。
 2017年9月にスタートした「スマートファームプロジェクト」では、MOVIMASと八幡平市が包括連携協定締結を行い、地域の宝である「自然エネルギー」と「最新の栽培技術やIoT制御システム」を融合させることで、それら未活用の熱水ハウスを再生し、そこで“新しい農業のカタチ”を確立して地域振興に活かそうという取り組みです。現在は十和田八幡平国立公園の麓に拡がる同市の松尾寄木地内の高石野団地2ヘクタールで熱水ハウス50棟の新設計画を進めており、2019年度から3年間で従業員50人の雇用を見込み、新規就農者の支援を八幡平市と八幡平スマートファームによる農業IoT技術習得支援施策により先進農業を学ぶための研修費用(生活費等)を助成する各種制度を整備することで、地域労働力及び地域産業活用により、地域経済の振興及び地域産業の発展並びに地域福祉の向上に寄与して参ります。

【八幡平市と八幡平スマートファームによる農業IoT技術習得支援施策について】

 先進農業を学ぶための研修費用(生活費等)を助成する各種の制度を整備
対象者:岩手県八幡平市外からの受入で八幡平市松尾寄木内の高石野団地で独立を目指す方
●各種の新規就農者支援制度:八幡平市新規就農者等支援事業
https://www.city.hachimantai.lg.jp/cat1557/cat1544-1/post_2017.php

【新規就農体験者研修支援金】先進農家で農業体験をしたい場合
八幡平市外お住まいで、八幡平市内研修受入れ農家で研修を行う場合、研修期間中の車賃助成
【新規就農者研修支援金】本格的な就農の前に先進農家などで研修を受けたい場合
八幡平市内の研修受入れ農家での研修期間中、生活費を助成

【サンリオ社ハローキティコラボレーションによるオリジナルデザイン商品化権獲得】

 八幡平スマートファームは、サンリオと共同でハローキティのオリジナルパッケージデザインを企画し、八幡平市の熱水ハウスにて栽培された「温泉バジル」を、株式会社精工社製の鮮度保持フィルムS&Sを使用したオリジナルハローキティパッケージにて販売を行うことを決定致しました。

●鮮度保持試験の実施結果

鮮度保持試験の実施結果

●鮮度保持フィルムS&S利用による鮮度保持比較試験を実施
 S&Sフィルムとは、微弱振動エネルギーをフィルム両面へ付与した画期的なフィルムです。野菜の水分蒸散抑制を促し、保水性を高め萎れ防止、マイナスイオン発生で還元作用がおこり、野菜の酸化抑制効果が発揮され、腐敗を遅らせるフィルムです。
 他構成フィルムとの鮮度保持比較による試験を実施、夏季常温(28度)と冷蔵(10度)の環境において4日間の変化を比較検証、冷蔵保存、常温どちらの状態においても4日後も他構成フィルムよりも明らかに萎れや劣化が少なく状態を保つことが確認できました。

鮮度保持試験の実施結果2

■今後の事業展開及び販売計画などを下記イベントの講演にて発表いたします
NEXT AGRI PROJECT in TOKYO : URL https://agri.mynavi.jp/nextagriproject/tokyo/
登壇者:八幡平スマートファーム 代表取締役社長:兒玉則浩、鋼鈑商事 取締役:江口規和
日時:2019年09月11日(水)
会場:品川インターシティホール
時間:13:10~13:50
場所:ステージC
※講演後にはブースにて個別で商談や事業の補足説明などを実施の予定です。

●イベント主旨
「必死に変革しようとする農業者」「新しい技術を駆使し、挑戦を続ける企業」「農業を新しい仕事として選択しようとする人」「昔からの技術や伝承を守り農業を続ける人」農業のために 農業を変える いろんな努力と挑戦を続ける人そんな農業界が抱える問題に対し多種多様な取り組み・支援をするパートナー達のチカラを束ね全方位的に日本の農業の情報を展開し、活性化に貢献するマイナビ農業主催イベント

●開催概要 主催:株式会社マイナビ
日時:2019年09月11日(水)
会場:品川インターシティホール 東京都港区港南2-15-4 品川インターシティ ホール棟 1F
参加費 :無料
参加申込: 事前申し込み制

関連情報 

■会社概要
商号 :株式会社八幡平スマートファーム
代表者:代表取締役社長 兒玉 則浩
所在地:〒028-7111 岩手県八幡平市大更第35地割62番地 八幡平市役所西根総合支所3F
設立 :2019年1月
事業内容:
・温泉及び地熱を利用した熱水ハウスでのIoT農業事業
・農産物の生産・加工・販売・流通に関する事業
・観光農園、貸し農園の経営及び管理事業
・農業関連事業に関する企画、調査及びコンサルティング
・農業関連事業に関する商品の開発、販売及びコンサルティング
・経営コンサルタント業
・再生可能エネルギーを利用した売電事業及び管理、運営
資本金:1,000万円
URL :http://smartfarm.co.jp
「スマートファームプロジェクト」の歩みはこちらから
http://smartfarm.co.jp/pdf/2019/hsf-pamphlet.pdf

●参考情報 本件に関する詳細ページ
◆MOVIMAS  https://movimas.jp
◆八幡平市役所 https://www.city.hachimantai.lg.jp

※本リリースに記載されているその他の社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※掲載情報は、発表日現在の情報です。最新情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

【本リリースに関するお問い合わせ先】

〇八幡平スマートファーム産「温泉バジル」販売に関して
 株式会社MOVIMAS 経営管理本部 広報室
 TEL:03-6279-0485

〇先進農業における新規就農相談に関して
 株式会社八幡平スマートファーム
 TEL:0570-02-1115

〇八幡平市新規就農者等支援事業に関して
 八幡平市役所 農林課
 TEL:0195-74-2111