八幡平市で本格化する地熱利用CO2フリーの温泉バジル、ECサイトオープン
あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」を活用したクラウド制御システム開発を手掛ける株式会社MOVIMAS(モビマス、本社:東京都千代田区、代表取締役:兒玉則浩、以下MOVIMAS)は、地熱を活用した熱水ハウスを再生する岩手県・八幡平市(市長:佐々木孝弘、以下八幡平市)のIoT農業の振興を目的とした協定締結から、農地法に定める農地所有適格法人として設立した株式会社八幡平スマートファーム(本社:岩手県八幡平市、代表取締役:兒玉則浩、以下八幡平スマートファーム)は、IoT技術と地域資源を活用した循環型社会の創造において、日本で初めて商用稼働した松川地熱発電所の温水で通年栽培する二酸化炭素(CO2)を月に約230トン排出を減らす「温泉バジル」出荷拡大による、脱炭素に向けた取組みの一環として、ECサイトのオープンを決定いたしましたので、お知らせします。
八幡平市で本格化する地熱利用CO2フリーの温泉バジル
2022年6月11日(土) ECサイトオープン https://hsf.official.ec
「温泉バジル」は岩手県・八幡平市における八幡平スマートファームで栽培される雪国栽培のバジルです。八幡平市松尾寄木の地権者が1966年の日本初の商業用地熱発電所の運転開始と、国の観光や農業振興施策をもとにした支援で「施設野菜団地」の整備を進め、1984年には熱水ハウスの手法で、岩手山の裾野に位置する十和田八幡平国立公園の麓で花卉栽培を中心に取り組み、皇族の方々も多数視察に訪れる栽培施設として発展してきました。
現在、それらの熱水ハウスは、高齢化による離農や施設の老朽化の問題もあり、未活用になっている施設が多いことから、IoT次世代施設園芸への転換拡大を図ることで、持続かつ発展的に農業経営ができる人材を都心から地方へ呼び込み、さらには新規就農者に向けたIoT技術の習得支援の場としても機能するように構築したいと考えています。
地域の宝である「自然エネルギー」と「最新の栽培技術やIoT制御システム」を融合させることで、それら未活用の熱水ハウスを再生し、そこで“新しい農業のカタチ”を確立して地域振興に活かす取り組みを推進しています。
温泉熱利用事例におけるサステナブルな取組み
環境省の「温泉熱利用事例一覧」における、令和3年度調査の多様な活用事例として、MOVIMAS・八幡平スマートファームは、地域資源である温泉熱の活用とIoT技術で安定栽培し、継続的な農作業従事による雇用の維持・創出へ繋げる取組みが注目を集めています。
https://movimas.jp/info20220419/
昭和45年設立の一般社団法人全国過疎地域連盟では、過疎地域の持続発展のための事例調査として、八幡平市での既存資源を活用したスマートファームプロジェクトの取組みは地域産業の活性化、雇用確保・拡大を事業の成果として先端的情報通信技術を活用した過疎地域の振興策に係る調査研究においても評価を頂き、循環型社会の創造に向けて取組みが加速しています。
八幡平市の地熱とIoT栽培で六次産業化を確立
温泉バジルを活用した八幡平市内の精肉店と生バジルによる共同開発商品「温泉バジル薫るジューシーソーセージセット」は、岩手県八幡平市のふるさと納税返礼品のサイトよりお買い求めをいただけます。